新規医薬品・食品開発に向けた産学の共同研究:
新型コロナウイルス に対する in vitro スクリーニング
植物エキス・ 植物由来成分 の特許出願を完了


 医薬品・機能性食品・化粧品・研究用試薬における植物化学 (ファイトケミカル)製品の専門企業 である株式会社常磐植物化学研究所(千葉県佐倉市木野子158 番地、代表取締役社長 立﨑仁)は、横浜市立大学医学部微生物学教室の梁明秀教授と共同で、同社が保有する植物資源ライブラリー《植物エキス・植物由来成分》を用いた新型コロナウイルス (SARS-CoV-2) に対する細胞試験を実施した。
 その結果、植物エキス8 種、 植物由来成分 4 種について SARS-CoV-2 に対する(感染)阻害活性が見出され 、これらに関する特許出願は既に完了した。 植物資源ライブラリーは、未知の病原に対して高い確率で有効性が示唆されており、治療困難な疾病に有効な研究手段になり得る 。
 本研究は細胞レベルで行われたものであり、ヒトに対する 効果を示したものではない。なお、研究・医療現場の混乱を防ぐため、本件に関する詳細は一定の研究成果が得られた段階で公表を予定している 。