[概要]
日時:令和6年7月24日
場所:常磐植物化学研究所、佐倉ハーブ園
タイトル:カシス抽出液からアントシアニンを精製しよう!
内容:樹脂を使用してカシス抽出液から有効成分であるアントシアニンを精製し、植物から特定成分を精製する原理・技術を学ぶ。
対象:千葉県立佐倉高等学校1.2年生 18名

 株式会社常磐植物化学研究所(tokiwa)では、社会貢献活動の一環として高校生を対象とした実験講座を開催しており、講座を通して植物化学を学び、地元の企業について知ることで、次世代の科学技術系人材の育成を目指しております。

 千葉県立佐倉高等学校は、平成25年度4月に文部科学省によるスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定校となり、その取り組みの一つとして、SSHの認定初年度よりtokiwaが開催する実験講座を受講していただいております。本年度も7月24日(水)に1.2年生18名を対象に「カシス抽出液からアントシアニンを精製しよう!」と題した実験講座を開催し、その後、本社敷地内の工場施設や研究施設、佐倉ハーブ園を見学していただきました。
 実験講座では、樹脂使ってカシス抽出液から有効成分であるアントシアニンを精製し、植物から特定成分を精製する原理・技術についての講座を行いました。
 実験後の工場見学では、実験講座で行った精製の工程が工場スケールで行われている現場を見て驚いた様子でした。研究棟の見学では、なかなか見ることができない実験・分析機器を見て興味津々の様子でした。佐倉ハーブ園ではハーブに関するクイズを解きながら、複数の種類のハーブの香りを嗅ぎ比べたり、フレッシュハーブティーを飲んだりと、五感を使って様々な体験をしていただきました。

 今回の教育CSRを通して、植物科学に興味・関心を持つきっかけとなれたら嬉しいです。