当社では、太陽光発電やカーボンニュートラル都市ガス・電気の導入を積極的に行い、
カーボンニュートラルの実現を目指しています。
未来の地球を守るため、自分たちにできることは何かと考え、日々行動しています。
2023年4月1日
株式会社常磐植物化学研究所
代表取締役社長 立﨑 仁
植物のちからを引き出し、新たな価値を創造し、人々の健康的な暮らしと社会の発展に貢献します。
植物資源の調達から、植物化学研究、製品化まで、地球環境、生物多様性、社会への影響を重視し、
持続可能な開発を目指します。また、薬用植物の栽培と教育を通じて、人と植物の明るい未来づくりに貢献します。
私たちは環境問題、SDGs(持続可能な開発目標)を重視し、以下の方針を遵守します。
また、「佐倉市ゼロカーボンシティ宣言」を支持し、2050 年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指します。
環境改善を継続的かつ発展的に行っていく為の経営管理サイクルを強化します。
エネルギー効率を高め、環境にやさしい事業活動に取り組みます。
信頼できるサプライヤーからの必要最低限の原料(植物)調達、化学物質使用量や排水量の低減に向けた
製法検討(Rethink)を通じて、より環境負荷の少ない製造を行います。
また、製造工程の結果生じた植物抽出残渣は積極的に有効活用し、廃棄物を削減(Reduce)します。
加えて、プラスチックゴミの分別を徹底し、紙、段ボール、金属等を積極的に再資源化(Reuse,Recycle)します。
環境法規を遵守し、国や地方の行政方針に従います。
地球環境と共栄していくため、社員一人一人の環境保全の意識を高めます。
また、薬用植物の栽培と教育を推進し、薬用植物の保全に貢献します。
地域社会の一員として、地域の人々の安全と環境保全に努めます。
当社は、環境経営を実践するために、「エコアクション21認証登録制度」に登録し、自らの環境への取り組みを推進しています。
「エコアクション21」とは、環境省が策定した日本独自の環境マネジメントシステムです。あらゆる事業者が環境への取り組みを効果的・効率的に行うことを目的に、環境に取り組む仕組みを作り、活動し、継続的に改善し、その結果を社会に公表するための方法について、環境省がガイドラインを策定しています。エコアクション21ガイドラインに基づき、取り組みを行う事業者を審査し、認証・登録する制度が「エコアクション21認証・登録制度」です。
当社は2009年から継続してエコアクション21認証を取得しています。
当社の工場で使用する蒸気(ガス)は全量、カーボンニュートラル都市ガス※由来のものを使用しており、tokiwaはカーボンオフセット都市ガスバイヤーズアライアンスに加盟しています。カーボンオフセット都市ガスの導入効果により、蒸気(ガス)の使用によるCO2排出量は実質ゼロとなり、2013年度比で41%のCO2削減が見込まれます(2023年度)。
カーボンオフセット都市ガスおよびバイヤーズアライアンスについての詳細は、こちらのサイトよりご覧ください
※カーボンオフセット都市ガスは、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、新興国等における環境保全プロジェクトにより創出されたCO2 クレジットで相殺すること(カーボン・オフセット)により、地球規模では、この天然ガスを使用してもCO2 が発生しないとみなされるLNG を活用した都市ガスです。
当社の工場の屋根には太陽光パネルを設置しており、工場全体の約20%の電力を賄っています。
また、残りの電力を賄うための供給電力もカーボンニュートラル由来のものに全量切り替えました。これらにより、電気の使用によるCO2排出量は実質ゼロとなり、2013年度比で38%のCO2削減が見込まれます(2023年度)。
植物からエキスを製造する際、搾りかす(抽出残渣)が発生します。そのままでは廃棄物になってしまいますが、当社では廃棄物削減のため、抽出残渣の有効活用を進めています。
例)・農業用の堆肥
・紙の原料に配合(資源として活用)
・抽出残渣を菌床にしたきのこ栽培 等々
工場での水資源の無駄づかいをなくすための改善を積み重ねるとともに、使用後の排水をきれいにして自然に還すために水質保全に取り組んでいます。
工場に併設されている排水処理設備においては、「活性汚泥処理法」を採用しています。
微生物が排水の汚れである栄養成分を食べることにより、汚れを取り除いています。
抽出残渣に残っている抽出溶媒(有機溶媒)を乾燥工程で回収し、その回収した溶媒を再精製することで、再利用できる状態にしています。
これにより、化学物質の使用量抑制や、廃棄物における環境負荷の低減につながります。
ウズベキスタンのカラカルパキスタン農業大学、ソメイヤッコ研究所 染井正徳 社長、tokiwaの3機関で、砂漠の緑地化に向けた共同研究を行っています。
現地において薬用植物の新しい栽培技術の導入試験を行うなど、今後も様々な研究を進めていく予定です。
共同研究契約締結の様子