私たちは今まで500種を超える植物から、2000種を超えるファイトケミカル(植物化学成分)の抽出・精製技術開発に携わってきました。
その豊富な経験と実績を活かし、植物成分を自然に近いかたちで抽出する、安心・安全な製品の製造を実現します。
水、低濃度から高濃度のアルコール抽出が可能な設備を保有しております。抽出設備は、50~10,000 Lの容量で加熱・冷却・攪拌速度の条件設定ができるものを複数保有しており、減圧装置やコンデンサーと組み合わせることで、加熱環流や溶媒留去などの操作も可能です。
ある特定の物質を効率よく精製する設備を保有しております。他社との差別化、 成分を高濃度化することによる商品設計の工夫など、長年蓄積してきた技術ノウハウにより、精製条件での最適化が可能です。
目的に応じた固液分離を実現するために、数種類の遠心分離機を保有しております。主に結晶を回収するバスケット型遠心分離機、連続的に大量処理が可能なデカンタ型遠心分離機、高遠心力で目的成分を効率的に分離するディスク型遠心分離機や円筒型遠心分離機など、お客様のご要望に応じて使用することが可能です。
高真空、低温下で水分の濃縮が可能であり、天然由来成分の分解や、高温化での変性を防ぐことができます。
真空条件下で、各製品の共晶点以下の温度を保持しながら乾燥(昇華乾燥)します。低品温のまま乾燥するため、変色や目的成分の分解・変性を最小限に抑えることが可能です。
【成分例】
色素(アントシアニン、カロテノイド等)、糖類、アミノ糖、糖タンパク、多糖類、 藻類由来素材、糖類・タンパク含有素材等。
液体を熱風中に噴霧して瞬時に乾燥させる装置です。短時間で大量に乾燥することができ、様々な液体に対応できる高い汎用性をもっています。
粉体の品質を均一にするために用いられます。V型混合機、ナウター混合機など、150~1,500Lの容量を持つ設備を保有しております。
量産化に向けたパイロットプラントでは、 50~200L規模の抽出試験が可能です。
超高圧状態で処理液を通過させ、剪断や激突などの相乗作用を瞬間的に起こし、乳化、分散、微細化、均質化などを行うことができます。また細胞壁を破砕し、内部の有効成分を効率良く抽出することが可能です。
牛乳をはじめとした飲料などの殺菌処理の主流である、超高温液体連続殺菌装置を保有しています。チューブ式で急速な加熱冷却をするため、品質へのダメージを最小限に抑え、殺菌することが可能です。
円筒スクリーンの内側で高速回転するブレードにより粉体原料を分散させつつ、スクリーン自体に細かな連続振動を発生させて目詰まりを防止しながら分級でき、嵩高く軽い粉体であっても容易に分級が可能です。
限外ろ過は膜の孔径と溶質の分子の大きさによって分子レベルでふるい分けするろ過方法であり、通常ろ過では分離できない高分子化合物の精製や分子量が小さいミネラル等の脱塩作業、また熱に不安定な化合物の低温濃縮など幅広い用途を持ち合わせた設備です。
平日:9時~18時